SFAの現在地とこれからについて

みなさんこんにちは、SFAで代表を務めている諸橋と申します。この文章では、SFAがどんな経緯で発足し、どんなことをしてきたのか、そしてこれから何を目指し、どんなことを行なっていくつもりなのかを示そうと思います。

SFAの今後の指針として目指すべき姿を示すと共に、SFAがどんな組織なのかについての紹介の意味も兼ねています。SFAの現在地とこれからを記しておりますので、ご一読いただけますと幸いです。

目次

SFA発足の経緯

まずはSFA発足から「SFA2023」開催までを振り返ります。

SFA、Student Freepaper Awardsは2023年1月に発足しました。発足のきっかけは、学生フリペを作ってきた中で僕が抱えていた、学生フリペを取り巻く環境への不満でした。

僕は、もっと良いフリペを、もっと面白いフリペを作ることを目指していました。しかし、そのために重要である、外部からの評価や反応がなかなか得られない。フリーペーパーであるが故に売上や発行部数などの数的指標で測ることはできないし、かと言って感想や評価を得ることも難しい。加えて、横断的な交流の場もないため、他の作り手との接触機会にも乏しい。

こういった状況に対しての不満です。その不満を解決するために立ち上げたのが、SFAでした。

しかし当初は、そもそも団体を立ち上げるつもりはなくて、SFFという団体に所属し、SFFを復活させようと考えていました。

SFF(Student Freepaper Forum)とは、「学生フリーペーパーを文化に」を掲げて2006年から活動していた団体です。毎年イベントを開催していて、その規模はSFA2023よりも遥かに大きいものでしたが、2021年12月を最後に活動が停止していました。SFFのOBに話を伺った限りでは、その復活は色々な事情から困難でした。ならば自ら作るしかないと思い、SFAを立ち上げました。

こうした経緯から分かる通り、私たちは強烈にSFFをベンチマークしています。彼らがやってきたことを受け継ぎ、さらに大きな規模に発展させていきたいという思いが念頭にあります。その上で、SFAの独自性も出しながら進めていきたい。だからこそ、Awardsを団体の名に冠しました。

「SFA2023」開催

そして8月、SFA2023の開催に至ります。「学生フリーペーパーの向上と昂揚を後押しする」を掲げ、質の面での向上と精神的な面での昂揚を後押しするために、アワードとフェアの両輪での開催としました。

結果的に、このイベントは成功に終わったと思います。目標としていた30団体の参加も叶い、錚々たる顔ぶれの審査員の皆様がイベントを大いに盛り上げてくださり、クラウドファンディングや協賛企業の協力によって赤字になることなく終えることができました。

何よりも、参加してくれた皆さんが積極的に他団体と交流している姿や、審査員に直接意見を求めにいく姿を見て、イベントを開催した意義があったと実感しました。制作プロセスに外部からの視点が加わり、他団体との切磋琢磨も経験したことで、今後は更に面白い作品が生まれるようになるだろうと思っています。

「学生フリーペーパーを文化に」を引き継ぐ

それではここから、SFAが今後何を目指し、何を行っていくつもりなのかについて記していきます。

まず第一に、SFAは「学生フリーペーパーを文化に」をミッションにして活動していきます。この文言は前述のSFFが掲げていたものです。SFFの元代表が、私たちがこのミッションを引き継ぐことを認めてくださったため、受け継ぐことにしました。

さて、「文化に」とはいったものの、果たしてどうなれば文化となるのでしょうか。これは私の理解ではありますが、ある種の「界隈」が生まれることが重要だと考えています。一つのトピックに対して継続的に人が集まり、交流が生まれる環境。そうした「界隈」が生まれ、それが拡大していくことで文化となっていく。この理解に基づいて、SFAは学生フリーペーパーというトピック・媒体に対して、沢山の人が集まるような場を作ることを目指していきます。

第二に、SFA編集部としての活動です。これはリアルイベント以外でも、SFAが学生フリペの交流の場として機能することを目指す活動でもあります。従って、編集部の活動は記事作成とコンテンツ紹介に留めるつもりはありません。新しい可能性を生み出す土壌となるように育てていくつもりです。

そして第三に、リアルイベントの継続的な開催です。SFA2023のようなアワードとフェア両軸のイベントの他に、3月末に行うSpring Fair 2024のようなフェア特化のイベントを行っていきます。これらは単発で終わらせるのではなくて、継続して行っていくことに意義があります。イベント名に年号を冠しているのには、そうした意図があってのことです。

長くなってしまいましたが、私たちが目指す姿が少しでも伝われば幸いです。SFAはこれからもみなさんと共に歩んでいきます。今後とも、よろしくお願いします。

SFA代表 諸橋裕一郎

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